躁状態と、私なりの対処法
最近もしかしたらやばいかもと思っていたのですが、先日通院した際に主治医に話してみたところ「それは気分上がってきてるね~」と言われました。
ということで現在、軽躁状態のようです。
躁状態になるとやる気が出てきて楽しいこともあるのですが、それ以上につらいことも多くあります。
そのため、できれば自分も周りも傷つけない程度に気持ちの高揚を抑えたいと思っています。
今回は、私自身が躁状態になるとどんな症状が出るか、そしてその症状に対してどのように対処しているかを書こうと思います。
自覚症状、困ること
自分のエネルギーに振り回されて、知らず知らずのうちにものすごく疲れてしまう
少しでも興味がひかれたものは、面白そう、試してみたい!と、すぐ実行モードになります。
そういうことがいっぺんにいくつもできるので、頭の中は常にフル回転。
あれもこれもと手を出しているうちに、疲れているのにも気づかずに自分の限界を超えて頑張りすぎ、あるとき突然電池切れでダウン。
その時になって初めて、自分の行動が行き過ぎだったということに気づきます。
やりたいことが達成できないまま、反動で酷い鬱転ということもあります…。
自分の発言、後先考えずに行動して失敗したこと、買い物をしすぎたことなどを後悔することもあります。
落ち着かなくて、イライラする
色んなアイディアが次々と浮かぶので、頭も身体も休む暇がありません。
頭の中が常にごちゃごちゃしているので、そわそわして落ち着かない状態になります。
自分の考えで頭がいっぱいなので、人に話しかけられてもイラッとしてしまいがちです。
なかなか眠れない
あれこれしているうちに夜更かししてしまうし、いざ布団に入っても色んなことが頭に浮かんでくるためなかなか眠ることができません。
寝不足でもそれを感じずに頑張れてしまうので、反動が来たときに酷いことになります。
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躁転への対処
躁の勢いはなかなか止められるものではありません。
でも私は心の中に常に厳しい見張り番を立てて、自分で自分を律するようにしています。
躁転のきっかけを把握しておく
私が躁転しやすいのは、冬から春にかけて、暖かくなってくる頃が多いです。
春になると活動的になって気持ちも明るくなる…という人は多い気がしますが、私の場合それが元気になりすぎてしまうんです。
躁転のきっかけは人それぞれだと思いますが、自分が躁転しやすくなる状況を理解しておくことは大切かもしれないなあと私は思います。
そうすることで日頃から注意することができたり、躁転しても早く気づけたりするかもしれませんからね。
休むことを意識する
適度に休憩をとるということは、簡単そうでなかなか難しいことです。
夢中になっているときは休憩を忘れてつい頑張ってしまいがちになりますから…。
でも、休む機会を無理やりにでも作るよう心がけます。
アラームを設定したり、もし音を鳴らせない状況なら、すぐ目につくところに時計を置いたりとか…
「ここまで終わったら絶対○分休憩時間をとる!」と決め、それを守るようにするとか。
もし周りに協力してくれる人がいるなら、そろそろ休憩したら?と声をかけてもらえるよう頼むのもいいと思います。
やりたいこと、やるべきことを書き出す
自分の考えていることを、紙でも、スマホのメモ機能でもいいので書き出すようにしています。
可視化することで、同じ考えが頭の中でずっとぐるぐるすることを少しでも防げたらいいなあと思ってやっています。
実際、書き出してみると頭が少しすっきりするので、効果があるのだと思います。
決定を先延ばしにしてみる
思いついたことを実行するのを、少し我慢するようにしています。
今すぐやりたいと思ったことも、買いたいものがあっても、最低一晩は考えてからにしようと心がけています。
また、大きな計画よりも、失敗しても被害が少なそうな小さな思いつきから先に実行していくというのもアリだと思います。
そうして後回しにしていると、いつの間にか興味がなくなっていて「あの時やらなくてよかったなあ…」と思うこともあります。
躁状態とうまく付き合う
今のところ私は躁の傾向が出てきても、新しい薬を服用して対処するという治療はしていません。
症状がそれほど重くないほうだということもありますが、自分でコントロールして、うまくこの状態と付き合っていきたいと考えています。
行き過ぎないように気をつければ、楽しく活動的に過ごせる時間が多くなるかもしれない…
そう思って日々気をつけるようにしています。
「自分の意志でコントロールができたら苦労しないよ!」と思うかもしれませんが、現在私には『工夫して自制する』ということしか対策が思いつきません。
しかし自分としては、気をつけて生活することで躁による困りごとが減っているように感じます。
それに、自分で自分をきちんとコントロールできたと実感した時はとても嬉しくなります。
もし今後、躁に対する治療方針が変わったり、他の対処法が見つかったりした場合は、また記事を書こうと思います。
(2019/2/9 加筆・修正)