すみっこきろく―双極性障害Ⅱ型だけど、それなりに楽しく生きていきたい

病気や薬の経験談、病気になって感じたこと。あくまでも個人の体験談ですので、参考までに。

スポンサーリンク

開放病棟の様子や、一日の過ごし方について。

今回からはいよいよ開放病棟について書いていこうと思います。
私の場合、初めは閉鎖病棟に1ヶ月入院してみて、様子を見て開放病棟に移ろうという話でしたが、閉鎖病棟の病室の空きがなかなかできませんでした。
結局、閉鎖病棟には2ヶ月間お世話になり、3ヶ月目から開放病棟に移ることになりました。

今回は、開放病棟での生活について、閉鎖病棟と比較しながら書いていこうと思います。
毎回書いていますが、個人の一体験ということで参考程度に読んでくださいね。


閉鎖病棟開放病棟の違い ―生活の自由度が高くなった

私は閉鎖病棟では4人部屋にいましたが、開放病棟に移ってからは個室になりました。
それだけでもだいぶ自由に過ごすことができましたが、制限が緩和されたり、雰囲気がちょっと変わったりと、閉鎖病棟との違いを感じた点がいくつもありました。

持ち物の制限が減る

持ち物の制限は閉鎖病棟に比べてかなり少なくなりました。
ハサミなどの明らかな危険物は持ち込めませんが、携帯電話を持ち込めるようになったことは大きな変化だったと思います。
携帯電話があれば外部との連絡も取りやすいですし、ネットやゲームで一日中暇つぶしができますから、とても助かりました。

行動範囲

売店にも自由に行けますし、届けを出せば病院の外を散歩しに行ったり、外泊したりすることもできました。
このことは、閉鎖病棟で二ヶ月過ごした後では新鮮で楽しく思えました。
行動範囲だけでなく、気分も開放されたように感じました。

スポンサーリンク


作業療法はカジュアルな雰囲気に

作業療法閉鎖病棟に比べるとゆるい雰囲気でした。
開放病棟でも作業療法は自由参加でしたが、他に時間を潰せるものがある環境だからなのか、頻繁に参加している人は閉鎖病棟より少ない印象でした。

プログラムは閉鎖病棟よりも幅が広がっていました。
運動プログラムでは、運動器具を借りることができたり、ヨガ教室を行っていたりして、より身体を動かすことができました。
作業系のプログラムでは、プラモデルやアロマオイルを使った消臭剤など、作れるものが増えていて楽しかったです。
患者さんもスタッフの方も、閉鎖病棟より明るくオープンな雰囲気に感じました。

薬の管理は自分で

閉鎖病棟では薬は看護師さんに管理してもらい、服用時間になったらナースステーションへ貰いに行き、その場で一回分を貰って飲んでいました。

開放病棟では数日分の薬をまとめて貰って、自分の部屋で管理しました。
ただしこちらも服用するときは、看護師さんのもとへ行って、実際に飲むところを見せていました。
退院後は自分で薬の管理をすることになりますから、開放病棟からステップアップした試みなんだなと思いました。


看護師さんとの距離

閉鎖病棟では、看護師さんとは検温の時と何か困ったことがあった時くらいしか関わることがなかった印象でした。
一方、開放病棟の看護師さんは、病気との上手な付き合い方について一緒に考え、サポートしてくれる人だという印象を受けました。

開放病棟では、食事や睡眠、一日の気分の変化などの記録表をつけていたのですが、検温や巡回の時に必ずそれを確認して声をかけてくれました。
また、気分が落ち込みがちでマイナス思考の私のために、『褒め日記』をつけることを提案してくれたりもしました。
それらを定期的に一緒に振り返り、アドバイスをしてくれていたので、ちょっとした気持ちの変化などについて相談しやすかったです。







さて、前回の記事で、開放病棟へ入ってからの気持ちの変化について次回書きます!と宣言していたのですが…
長くなってしまいそうなので、次の機会にしようと思います。すみません。
当時のことを思い出してまとめる作業はなかなか大変で、今回の記事の更新も時間がかかってしまいましたので、気長にお待ちいただければと思います。
(5/30 記事を公開しました!是非読んでみてください。)
sumizumisumiko.hatenablog.com

(2019/2/8 加筆・修正)